雅楽の歴史・楽器

雅楽の歴史

大宝令(701)によって雅楽寮(うたまいのつかさ)ができてから1300年余りの間、世襲の楽人によって、国の制度の中で皇室や寺社の厚い保護によりその正統は伝えられています。
世界のどこの国にも、また、どのような芸術の伝統にも、このように長い歴史を持ったものはありません。
この日本伝統雅楽を皆さんに知って頂き、日本の誇りとしていただけたらと思います。

雅楽平和 代表:今枝 正晴

〒490-1323愛知県稲沢市平和町下起南113

学校での教材としても最適です。是非一度お問い合わせください。

電話・FAX : 0567-46-0128(受付:平日10:00~19:00)
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雅楽の楽器

横 笛

龍笛・神楽笛・高麗笛

雅楽に用いられる物は三種類であります。

龍 笛 りゅうてき 指穴 七つ

神楽笛 かぐらぶえ 指穴 六つ

高麗笛 こまぶえ  指穴 六つ

同じ指使いで音の高低を比べると 龍笛より1音低いのが神楽笛。1音高いのが高麗笛。神楽笛は日本古来からの楽器であります。縒合(よりあい)、浦安の舞 等に用いられます。

高麗笛は舞楽の時に用いられ、笙を使わずヒチリキと合奏します。朝鮮から伝来しました。
龍笛は管絃楽、舞楽に奏されます。中国から伝来しました。皆様がご存知の「平調・越天楽」は龍笛を使用します。

龍笛のサンプル音源はこちら

 

笙

笙という楽器は、17本の竹が円を描いて並んでおり、その先にリードが付いております。そのリードの振動により音が出ます。
17本の竹それぞれに名前が付いております。吹き口から向かって右側から時計回りに、 千・十・下・乙・工・美・一・八・也・言・七・行・上・?・乞・毛・比となります。その内の「也」と「毛」は音が出ません。

子守歌に歌われている「でんでん太鼓に笙のふえ」という一節で昔から馴染まれておりましたが、現代ではあまり聞かなくなっております。雅楽と言えば「笙・ヒチリキの音」という言葉に代表されておりますが、笙の音をご存じの方が大変少ないようです。一度独奏をお聴き下さい。

雅楽に使用される楽器 

笙・篳篥(ひちりき)・笛・琵琶・楽箏・和琴・鞨鼓(かっこ)・大鼓・鉦鼓・三鼓・壱鼓・笏拍子が現在使われております。

ご依頼・お問合せ:0567-46-0128 雅楽平和は東海地方を中心に、日本伝統の雅楽を演奏しております。冠婚葬祭演奏・学校授業・慰問など、全国出張致します。